GA(Google Analytics)のアクセス数をExcel等にインポートして分析する事ありませんか?
その際によくある質問としてUU数(ユーザー数)をExcel等正確に合算したのにGoogle Analyticsと数字が合わない!!
この記事ではUU(ユニークユーザー)※GAでは「ユーザー」と記載されています
こちらについて具体例を交えご紹介いたします。
まず最初に前提となるGoogle Analyticsのサイト閲覧数を表す指標をおさらいし解説に入りたいと思います。
ユーザー、ページビュー数、セッションの違いは?
ユーザーとは
サイトの閲覧者数を示す指標の1つ
同一人物が何度サイトを訪問したとしても、1人としか計測しない指標です。
UU(ユーユーと読みます)と表現したり
ユニークユーザーと表現する場合もあります。
ページビュー数とは?
サイトの閲覧者数を示す指標の1つ
ユーザー数とは対極の指標でサイト訪問する度、別ページに移動する度漏れなくカウントします。
同一人物がサイトを100回開くと100PVと計測します。
PV(ピーブイと読みます)と表現する事もあります。
セッションとは?
サイトの閲覧者数を示す指標の1つ
ユーザーとページビュー数の中間にあたる指標です。
30分以内に何度サイトを訪問したとしても1人としか計測しませんが、31分目に再度サイトを訪問すると2人目として計測する指標です。
これはについてはセッションやセッション数としか表現しません。
PVやUUよりセッション数をKPIとして定めるのが一般的と言われています。
ユーザー数をExcelで合算した際Google Analyticsと数字が合わないのはなぜか?
解説の為の例
あなたが「ラーメン屋の紹介サイト」を運営していると仮定し解説します。
2020年1月のアクセス数が
新宿のラーメン屋一覧ページが3UU (田中、山田、鈴木)
渋谷のラーメン屋一覧ページ1UU (山田)
原宿のラーメン屋一覧ページが2UU (鈴木)
だとした場合
普通に合計すれば6UUですが、
Google Analyticsの場合6UUにならない場合もあります。
この例の場合は合計3UUが正解です。
詳細解説
確かにページ単位で見た場合はそれぞれ、3UU、1UU、2UUで間違いありませんが、
サイト全体で見た場合は、2020年1月はあくまで田中、山田、鈴木の3名しかサイトを訪問していません。
山田と鈴木が複数ページを見ただけなので、サイト全体で見た時、
つまりこの場合については、
Google Analyticsの画面にはユーザーの箇所は3としか表示されないという事になります。
その他Google Analyticsにつて補足情報
先ほど多くの企業はセッション数を重要な判断指標にしている事が多いと書いたのは
上記の例に通じてきます。
WEBマーケティングを生業にしている人たちもExcelで集計する事が多く、ユーザー数を指標に定めるとExcelとGoogle Analyticsで計算ミスを起こすので、ユーザー数をあまり指標として使いません。
また
Google Analytics自体もコンバージョン率を確認できますが(設定してれば)、
Google Analyticsですらも、コンバージョン率=コンバージョン数÷セッション数で算出してます。
ですのでユーザー数はあくまで、GA上で眺めるだけとして、サイトのパフォーマンスはセッション数で解析する事をオススメします。
この記事を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
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