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【知らないと大損】マーケもサイト改善も相関係数で一発「分析」

相関係数を用いた分析手法のご紹介SEO
相関係数を用いた分析手法のご紹介
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Excelで相関係数という統計を簡単に使える機能(CORREL関数)があるのをご存じでしょうか?マーケティングだけでなく、ブログ収益化やサイト回遊率改善など様々な所で応用ができる便利で簡単な関数です。

Excelや数学が苦手な人でも、やり方を知っているだけで、統計や数学の知識いらずで、すぐ使えます。ちょっと苦手意識がある方も是非この記事を読んですぐ自分のExcelで色々分析してみてください。

相関係数とは

マーケティングに相関係数を使った参考例を以下でご紹介

以下の図は2017年4月〜2018年4月まで月ごとの来店人数とマーケティング費用の一覧表です。※数字は仮です。

これを見てマーケティング費をかけた事で来店数増加に「寄与した」or「寄与してない」あなたならどう解釈しますか?

ちょっと気の効く人だと以下のように散布図で表現する人もいるかもしれません。

この散布図の見方は横軸がマーケティング費用、縦軸が来店人数です。

マーケティング費用が増えると来店人数も増えている=右肩上がりになっている

つまりマーケティングをかければ、人が来店した という事がなんとなく以下の図でわかりますが、定量的に効果の有無を分析・判断するには少し足りません。

因みにExcelで散布図の作り方は以下の2つ画像をご覧ください。

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参考:https://www.tipsfound.com/excel/05036

対象の列を選択→挿入→図を選択 で簡単につくれます

2
参考:https://www.tipsfound.com/excel/05036

なんとなくではなく、定量的に判断できるようにするもの、それが相関係数です。

一番最初の図の下に相関係数0.85701と記載してましたが、気が付きましたか?これが今回の仮の数字の場合の相関係数です。

相関係数は「1」に近い程「正の相関」、「1」から遠い程「負の相関」と覚えましょう。理由は知らなくて問題ありません。

今回の例だと0.85701という事で「1」に近いので相関あり!つまりマーケティング費をかけてた事で来店数が増えた と定量的に言えます。

相関係数をExcelで算出する方法

Excelに =CORREL(範囲選択)で簡単に算出できます。

CORREL関数
参考:https://dekiru.net/article/4576/

相関係数の意味とその求め方がわかった所で、応用にいきたいと思います。

相関係数のブログ改善に応用例

以下は「記事A」〜「記事E」まで1週目〜15週目の週毎の記事アクセス数です。

※数字は仮です

これも先程の相関係数を使って分析すれば何かわかる事があるかもしれません。

といっても今回は先程より分析対象が多いので相関係数だけでなくExcelに標準搭載されている「アドイン」の中にある「分析ツール」を併せて使って分析します。

こちらの参考サイトを元にExcelを操作すると以下のようにデータ分析というボタンがExcelの左上に表示されます。

分析グループが表示され[データ分析]が実行できる

分析範囲を選択した上で、このデータ分析内にある「相関」をクリックすれば、

エクセルを用いた統計処理のやり方って?分析ツール・関数を使った方法 ...

以下の図のように記事同士の相関係数を確認できます。

相関係数をどのように解釈したら良いか?

「記事A」のアクセスが多い時「記事B」のアクセスも多い 相関が0.72と「1」に近い

一方「記事C」のアクセスが多い時は「記事D」はほぼ読まれない、相関係数−0.4で「1」から遠い

つまり「記事A」を読む人は同時に「記事B」も見る場合が多そう!という仮説が立ち、試しに「記事A」から「記事B」への誘導する導線を設ける事でサイト回遊性(1人あたりの滞在時間や、ページ/セッションを改善できるかも)を担保できるかもしれません。

相関係数その他の応用例

今回は記事のアクセス数という設定でしたが、各記事がアフィリエイト記事でアクセスではなく収益だとしたらどうでしょうか?

他にも、月ごとのアクセス数と月ごとの収益の相関係数

また、月ごとの投入した新規の記事本数とアクセス数の相関係数 など

切り口を変え分析→仮説をたて→さらに分析 を繰り返せば何か見つかりそうじゃないですか?

最後に

この相関係数やアドインなどご覧の通り、以外と簡単で、マーケティングやブログ・サイト改善で応用できる事多くなかったですか?

私もこの本を読むまで恥ずかしながら知りませんでした。周囲に教えてくれる人も使っている人もいませんでした、意外と知られてないんですかね?

今回は一部しか紹介していません。もしよければ参考文献ご紹介しまのでご覧ください。もっと多くの手法が紹介されてますよ。著者は慶応→日立→MBA→日産→独立という経歴の方で本はとても参考になりました。

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