中小企業や個人商店がWEBサイトを保守・運用業務を外部企業(WEB制作会社やネット専業広告代理店)に依頼する際の注意点をご紹介します。
時々見る風景
既存のサイトがあるのに、なぜか新規でサイトを作ってしまうパターン
背景を読み解くと
既存のサイトを作ってくれた企業と仲が悪くなってしまい、相談できずに自分で作っちゃう!
このパターンは零細企業や個人商店でよく見聞きします。あるあるです。
零細企業や個人商店の言い分
・月々数万円もお金払っているのに、サイトの○○を直してほしいと電話すると、すぐ費用がかかると言われる。
・電話して色々聞くけど専門用語も多くよくわからい、しつこく聞かないとすぐ電話を切られてしまう。
→これじゃ、他人に任せるより自分で調べてやったほうほうが、マシだ。。
WEB制作会社、代理店目線の言い分
・月数万しか払ってないくせに、電話してきて正直迷惑。修正に費用がかかるのは当然でしょ。
・メールなら手が空いたときに返事できるので詳しく教えてあげるのに。。
→なるべく、この客には関わらにようにしよう。。
両者うまく付き合うには、どうすればよい?
・発注者も受託者も時間単価をお互い考え相互にリスペクトをする。
・発注者は(零細企業や個人商店)支払っている金額以上の業務を無理強いしない
・受託者は(WEB制作会社、代理店)支払い金額が何にどのように利用しているか、丁寧に説明する
制作会社等に支払う、月額費用は実際何に使われているの?
会社によって異なるので、契約書や見積をよく確認しましょう。
多くの場合は保守費用と運用費用2つに分けて考える事ができます。
保守費とは
一般的にはサーバー費用、ドメイン費用、セキュリティ費用つまり「保守費」で月々数万円の場合があります。
※使用しているカートシステム、CMSの利用料に上記が含まれる場合もあります。
運用費(代行費)
メールで○回まで質問できる、バナー制作、情報更新費用「運用費(代行費)」で月々数万円〜ボリュームにより数十万、数百万円という場合もあります。
運用費用は月々何時間稼働する想定かで、金額が変動します。
時給単価3,500円〜5,000円くらいの単価のデザイナー、コーダー、ディレクターに月何時間作業してもらうか、で変わってきます。
月々制作会社に費用を支払うと実際どこまでやってくれるの?
あなたが毎月WEB制作会社に支払っている月額から保守費用を差し引くと、いくら運用費用が残りますか?
もし差し引きが0の場合はメールや電話で問い合わせを受ける度、制作会社は赤字になります。
逆にに費用が余っている場合はその分、制作会社に稼働させるようにしっかり依頼をすべきです。
どのようなプランだと両者ハッピーになれるか?
1,発注者側(中小企業や個人商店)の社内に多少WEBがわかる人間がおり極力自分たちでサイトを更新したい場合、保守費用と月1時間程度メール等で質問できるプラン
→月額費用を低く抑えたプランにできる可能性があります。
2,発注者側(中小企業や個人商店)の社内にWEBに詳しい人がおらず、更新も自分たちでできない場合、
保守費用とあわせて運用費用(代行費用)を支払うプラン
→ある程度運用費用に金額を積んだほう良い可能性があります。
これを既存の制作会社と相談して取り決めをおこないましょう。
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