ヘッドバンドをつけて脳波を計測し睡眠時間や質を把握するのがフィリップスのスマートスリープ
一方でiPhone等搭載する加速度センサーを利用し、寝ているときの体の動きを検出し、眠りの状態を分析する睡眠アプリ2つとスマートスリープを比較します。
睡眠アプリは様々なサイト等で取り上げられ人気の睡眠アプリを選択しました。
「Sleep Cycle」と「熟睡アラーム」です
精度は直接脳波を測っているスマートスリープのほうが正確なので、スマホに搭載された加速度センサーを用いて睡眠を計測するという手法自体がそもそも正確なのか?という比較になります。
人気の睡眠アプリは?
順位の差は多少ばらつきますが、どのサイトを見ても大体、
1位:Sleep Cycle
2位:熟睡アラーム‐睡眠といびきを計測する目覚まし時計
この2つのアプリは必ずランクインしているので、この2つを両方起動しスマートスリープと比較しました。
Sleep Cycleの使い方
このように睡眠アプリを起動し枕元に設置します。モーションセンサーで寝返りなどから睡眠の質を計測するようです。
スマートスリープとは
このようにディープスリープヘッドバンドを頭に装着し睡眠します。
ヘッドバンドと専用アプリSleepMapper(スリープマッパー)をBluetoothで接続し睡眠の質等を可視化する仕組みとなっています。
7月10日の実際の私の睡眠状況を2つの睡眠アプリとスマートスリープを比較
7/10 スマートスリープの計測結果
就寝時刻0:38 起床時刻8:05 眠っている時間6時間47分 スコア(質)65/100
ヘッドバンドを装着し脳波を元にこのような計測結果となりました。
7/10 Sleep Cycleの計測結果
就寝時刻0:38 起床時刻8:05 この結果はスマートスリープと同じ結果でした
一方で睡眠時間は6時間11分と計測、睡眠の深さの計測結果(グラフ)についてはスマートスリープと異なる結果が計測されています。
7/10 熟睡アラームの計測結果
就寝(入床)時刻0:39 起床時刻8:05 この結果はスマートスリープとSleepCycleと同じ結果でした。※就寝時刻は1分違いますがアプリ起動時刻による差です
一方で睡眠時間は7時間4分と計測、睡眠の深さの計測結果(グラフ)についてはスマートスリープと異なる結果が計測されています。
睡眠時間の計測結果:スマートスリープ、SleepCycle、睡眠アラーム比較
スマートスリープ睡眠時間:6時間47分 ※ヘッドバンドで脳波計測
SleepCycle睡眠時間:6時間11分 ※人気アプリ1位
熟睡アラーム睡眠時間:7時間4分 ※人気アプリ2位
睡眠スコア(質):スマートスリープ、SleepCycle、睡眠アラーム比較
スマートスリープのスコア:65/100 ※ヘッドバンドで脳波計測
SleepCycleのスコア:90%/100% ※人気アプリ1位
熟睡アラームのスコア:95%/100% ※人気アプリ2位
体感としてもスマートスリープ65点のほうが近く、寝起きは気だるさがあり、決して90%以上の睡眠の質ではありませんでした。
まとめ
特に顕著なのが4時〜5時あたりのグラフです。スマートスリープではレム睡眠(浅い)にも関わらず、他SleepCycleや熟睡アラートは深い睡眠 と計測しています。
寝返りの無さと実際の脳波による睡眠計測ではここまで睡眠の質の計測に差が生まれました、改めて、モーション計測による睡眠の質の計測の精度は悪いという事が明らかになりました。
スマートスリープを1週間使ったレビュー記事も書きました
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